●背景(いまの活動・生き方に至った経緯)
コーヒーロースターを本業としながら、AIロボット開発、バイブコーディングイベントのリーダー、ニュージーランドの友人への事業コンサルという複数の活動を並走させている。犬との散歩が日常のリズムを刻み、庭ではニホンミツバチを8年にわたって飼育している。AIとの対話が「呼吸のように」日常に溶け込んでいる一方で、ミツバチのコロニーという生命体と毎朝向き合う暮らしを続けてきた。2026年4月、明日からスタートするバイブコーディングイベントを前に、今朝の庭でニホンミツバチの分蜂に立ち会った。
■目的(活動を通じて実現したいこと)
バイブコーディングイベントでは、約15名の参加者に「バイブコーディングの楽しみをまず知ってもらい、自身のやりたいことに向かう勇気を持ってもらいたい」と語る。場づくり・雰囲気づくりには自信があり、もう一人のリーダーと共に、参加者が安心して一歩踏み出せる空間を創ることを目指している。より広く言えば、デジタルと自然が交差する現代において、「今この瞬間にできることをやる」という生き方を、自らの実践を通じて体現し、周囲に手渡していくことが、この人の根底にある志向性である。
■位置付け(目的に対して具体的にしてきたこと)
コーヒーロースターという本業を軸に、AIロボット開発という先端技術への参与、NZの友人への事業コンサルという国際的な知的貢献、そしてバイブコーディングという新しい創造的実践の普及活動を同時に展開している。ミツバチとの8年間は、知識として学んだのではなく、身体と意識の深いところで自然の時間を統合してきた実践である。分蜂の瞬間に立ち会い、脈動するエネルギーと湿り気を帯びた独特の匂いを全身で受け止めるという体験を毎年積み重ねてきた。
●エッセンス(対話の中で印象的だった言葉や場面)
《分蜂という「奇跡の瞬間」——デジタルと自然が交差する朝》 「AIとの対話が呼吸のようなデジタルが溶け込んだ日常の中で、自然の代弁者であり、一つの生命体のようなミツバチたちのコロニーが起こす奇跡のような瞬間だからね。」——デジタルと自然を対立として捉えるのではなく、どちらも自分の日常に溶け込んだものとして受け取っている。AIとの対話も、ミツバチとの遭遇も、異なる種類の知性や生命との出会いとして、連続した体験の中に位置づけられている。
《不確実性の受容——美しい話ばかりではない現実の中で》 「その不確実性こそが自然だとも思えるよ。気候変動が人為的な現象だとしても。」——8年間の観察の中で、春に増えたコロニーが存続できる数が減っていることを肌で感じながらも、その変化を嘆くのではなく、不確実性そのものを自然の本質として受け入れている。これは諦めではなく、長い時間をかけて育まれた深い受容である。
《「今この瞬間」への全力の参加——手の届かない流れの中で》 「僕らの手の届かないところでの出来事が僕らの暮らしに致命的な影響を与える状況だとしても、僕は今この瞬間にできることをやっているし、それらの多くはやりたいことなんだ。そしてそれは当たり前ではなく幸せなことだと思ってる。」——大きな流れへの無力感を認めながらも、そこに絶望するのではなく、「今やりたいことができること」の幸せを、不確実な時代だからこそより深く味わっている。
《ミツバチを通して見る世界——8年間が育てた眼》 「何かを長く続けるということはそのことを自分の脳の時間の一部に取り入れているということだから、何事もそうなのかもしれないけれども、それでもやっぱりミツバチは特別な存在だと感じるんだ。」——長く続けることの普遍的な効果を理解しながらも、ミツバチという存在そのものが持つ特異性を感じている。ミツバチたちの時間感覚、生命のリズムが、この人の世界の見え方そのものを変えてきた。
●コア(根底にある思い・願い / 原理とその方向性)
ミツバチのコロニーは、個体と全体の境界が曖昧な存在である。一匹一匹は自分の役割を果たしながら、同時に群れ全体の持続を自然に考えている。分蜂という行為も、短期的には群れが分かれてリスクを負うように見えるが、長い目で見れば種族全体の繁栄につながっている。
この人は、8年間ミツバチと暮らすことで、この「個と全体の溶け合い」を身体の深いところで学んできた。そしてその眼で人間社会を見たとき、「手の届かない大きな流れ」と「今この瞬間の自分の営み」の関係性が、ミツバチのコロニーと同じ構造を持っていることに気づいている。
気候変動という人為的な現象でさえ、自然の不確実性の一部として受け入れる。それは無責任な諦めではなく、「コントロールできないものをコントロールしようとしない」という深い智慧である。そして、その受容があるからこそ、「今この瞬間にできること」「やりたいこと」への集中が、より純粋な形で現れてくる。
バイブコーディングイベントで参加者に「やりたいことに向かう勇気」を渡したいという願いも、AIロボット開発も、コーヒーロースターとしての本業も、すべてが「今この瞬間の全力の参加」として統合されている。それは義務感からではなく、「やりたいこと」として現れているという点が決定的に重要である。
コアを一言で言えば:「不確実性を受け入れた上で、今この瞬間にやりたいことをやる——それが、ミツバチから学んだ、個と全体が溶け合う生き方である。」
■課題(まだ見ぬ壁/乗り越えるべき問い)
- バイブコーディングイベントで「楽しさを知ってもらう」ことと「勇気を持って一歩踏み出してもらう」ことの間にある溝を、どう橋渡しするか?
- 複数の活動(本業・AI開発・コンサル・イベント・養蜂)を同時並走させながら、それぞれに「今この瞬間の全力」を注ぐことは、持続可能か?
- ミツバチのコロニーが減少しているという現実を「不確実性の受容」として内面化することと、何らかの行動を起こすこととの間で、どこに立つのか?
- 「ミツバチを通して見る世界」という視点を、他者に伝えるとしたら、どのような言語や体験の場が必要か?
- デジタルが呼吸のように溶け込んだ日常と、自然の脈動する時間の間で、自分のリズムをどのように保ち続けるか?