「編集塾」は2024年7月からスタートし、これまで4期を開催してきた。受講者からはよく「『編集』という言葉でイメージしていたことと全然違っていました」という声があがる。
本や雑誌の編集ではない。自分が見ている世界の形を整え、内面の大切なものを外の世界の人に伝えること。この過程を「構造化」と呼んでいる。
構造化を通じて見えてくるのは、表面的なテーマだけではない。自分自身の内面でずっと大事にしてきたもの——「自分にとって大事なものが、誰にとっても大事なものであること」という「コア」だ。背景のエッセンスを立ち上がらせながら、一人ひとりの「物語」が生まれていく。
大事にしている前提がある。「答えは教えてもらわなくても、すでに自分自身が知っている」ということ。対話を通じてそれに気づき、ゆっくり言葉に変えていく。
参加者の声
Aさん 「コアをつかむ方法としての編集……最初はテクニックだと思っていました。ところが『人となり』を観る心眼の技なのだと、講座が進むにつれてわかりはじめました」
Mさん 「編集塾という場で『世の中を編み直す』という時間を……それぞれのことばを聞きながら、自分に向き合い何かを感じ、それを認識する時間になっていると感じることが何度もありました」
Wさん 「15年前から1つの活動を続けており……『あなたのコアは何ですか?』という問いに、はっきりと答えられないことに気が付きました。『コア』という概念は、自分が自分であることの根っこのようなものだと感じています」
Yさん 「編集塾では、自分の中にあるぼんやりとした感覚を……言葉にしていく経験を重ねていき、固くなっていた思考が少しずつほどけていくような感覚がありました」
編集塾で生まれる3つのレイヤー
第5期では、これまで育んできた「構造化」の技法をベースに、3つのレイヤーを設定した。
1つ目の層:自分のコアとふれあう 内面にある「おそらくこうだろう」という感覚を、ゆっくり、丁寧に言葉にしていく。対話の中で、自分では見えていなかったものが見えてくる。
2つ目の層:構造化にトライする 対話を重ねつつ、浮かんできた思いをもとに構造化に取り組む。背景・目的・位置づけ・エッセンス・コアという5つのフレームを通して、自分の世界を言葉に変えていく。
3つ目の層:対話を重ね、コアを共有する グループの場だからこそ、他者のコアに立ち会い、自分では気づけなかった視点が開いてくる。コアを共有できる仲間との結びつきが生まれる。
この3つのレイヤーを行き来しながら、2〜3週間に1度のペースで、約4ヶ月間伴走した。
開催概要(第5期の記録)
- 期間:2026年6月から4ヶ月間
- 形態:オンライン、2〜3週間おきに全7回
- 人数:8名程度
- 話し手:長沼敬憲(まこりん)
- オブザーバー:長沼恭子(きょん2)
すでに集客・開催は完了している。ここに残すのは、次に興味を持ってくれる誰かへの記録として。
元記事(Tissue Style公式note): https://note.com/tissue_style/n/nd6a428186e31
