10/14〜16、富山に行ってきました。

葉山・逗子エリアで仲良くさせてもらっていたマリー(大西真理子)が、2年半前に富山に移住。
地域活性のしごとに関わっていることを耳にしてたので、
去年10月、僕が企画した藻谷浩介さん×飛騨市・都竹市長のオンライントークに招いたり、今年に入って、編集塾5期に入ってもらったり。。。

そんなこんなでゆるやかにつながりが復活、
対話を重ねていくなかで、今回、マリーの活動のお膝元、富山市の池多地区へ!
マリーが企画しているこちらの「みらい会議」にお招きいただく形で訪問となったわけです。

とはいえ、池多ってどんなところなのか?
編集塾の枠内でマリーと対話を重ね、僕が開発したAI「ANOMI」に構造化してもらっていったことで、少しずつすがたが見えてきた。
決定的になったのは、このみらい会議の枠で8月に登壇された藻谷さんのお話。
マリーがオンラインでの縁を線につなげて、富山にゆかりのある藻谷さんを引っ張ってこられたわけだけど。。。音源をもとにその内容も構造化することで、池多のコアがゆっくり浮かび上がってきました。
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〈田んぼ、ですよ〉
「5月と9月の池多に初めて来た外国人が必ず感動するものは何か」——会場で話し合いが始まり、「立山連峰では?」「田んぼだと思う」と後ろの参加者が答えた。ニューヨーク一家が田んぼの写真を撮り続けたという実話と合わせて提示されたこの場面は、住んでいると見えなくなるものの典型として会場に静かな驚きをもたらした。
〈当たり前の反対は、ありがたい〉
「当たり前の反対に『あ』で始まるひらがな五文字」——会場全員が声をそろえて「ありがたい」と答えた瞬間。「ありえない→ありがとう」という語源の説明を経て、「当たり前と言うたびに人口が減っていく」という言葉が続いた。感謝語が実は「あり得ない出来事への驚き」を語源に持つという逆説が、里山資本主義の核心と重なった。
(ANOMIの構造化より抜粋)
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加えてポイントになったのは、近くて遠い? お隣岐阜県の飛騨市の事例。
僕たちは、都竹淳也市長をはじめとする飛騨市の皆さんとつながり、2年かけて、
「飛騨発つながりづくりイノベーション」
という一冊の本をつくってきた。関係人口の創出を入り口にした、地域活性の事例として、この本には「地域の空気をポジティブに変える」エッセンスがあちこちに詰まっている。

マリーもオンラインで市長の話を聞いて、藻谷さん同様、「つながり」を感じてくれたんだと思う。
同時期、別の企画で飛騨市へツアーで訪ねた際、ツアー内のプログラムで設けられた、文化人類学者の辻信一さんと市長との対談の場に、パートナーのかずさんとともに富山から駆けつけてくれた。
葉山以来、久々の再開。。。それもあって、翌年の編集塾、そして、今回の富山訪問、みらい会議への登壇につながるわけで、ひとつひとつの点が線につながっていく、本当におもしろいなと感じたりする。
で、初めての富山。そして、池多。
みらい会議でお話しした内容は、添付した資料をご覧になってもらえたらと思うけど、印象に残っているのは、
・「何もない」と思える場所にも「健やかなエネルギー」は流れている。池多にもそのエネルギーが感じられた。
・その源泉は土地である以上に、人ではないか?
・マリーがそうした人と人をつなぐ媒介になっているとイメージしてたけど、根っこのところに地域の方(有澤さん)がおられた。
・有澤さんをはじめ、地域の有志の皆さんが30年かけて育ててきた土壌があって、外からやってきたマリーが動けている。
・人のつながりの温かさが、その土地を外に開いてくれる。リピート率は観光名所よりも、やはり人。。。関係人口目線で言えば、ウチとソトのつながり。
・藻谷さんのような外からやって来た語り部は、その見えない資産を数字を出しながら可視化してくれる。すごく貴重な存在。
・偶然、飛騨市の本づくりでつながった鈴木さんも参加。ヒダスケの事例など話してもらえて有り難かった。
・市役所のキーマンである松下さんも、とても貴重な存在。今回、マリーにつないでいただいた方は、どの方も魅力的だった。
・ご縁なあったからこそ、「そこにあった土地」に意味と価値が与えられ、物語が生まれる。今回の富山の旅自体、その意味であたらしい扉を開くことができた。
。。。ここからどう「つながりづくり」をしていくか?
僕たちとしては、従来のチーム・ビルディングとはまた色合いの違う、コアからコアへと伝播していくチームづくりのビジョンが見えてきている。
コア・チームビルディング
そう名づけているように、そこでは「コア」が大事なキーワード。コアとは、
「自分にとって大事なものが、誰にとっても大事であること」
僕が長年つづけてきた「編集」には欠かせない、文字通りの核となる視点であり、エッセンス。
表面的なニーズに縛られすぎず、自分の内面にあるコアを立ち上がらせ、言葉や文字に変えて共有していく。その共有したつながりが価値を生み、人と場を動かす。
マリーとも、そんなチームづくりを進めていきたいし、その意味でも、池多から学べたことが大きかった。そんな短くとも、充実した旅だったと感じています。


*当日のスライドから









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池多講演スライド_261015-2.pdf(PDF)
★こちらもご覧ください。
・葉山町制百周年記念プロジェクト nowhere HAYAMA 100