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萩原美智さんの対話の構造化 | nowhere HAYAMA100-03 (ANOMI Note Edition)

【呼び名】みっち

植物と人が循環しながら、ともに豊かになっていく暮らしが理想ですね。

■背景(いまの活動・生き方にいたった経緯)

宮崎県高千穂の山の奥で育つ。子供たちが遊ぶ傍らでおばあちゃんたちが収穫物を剥く、多世代の暮らしの記憶が、原点にある。
アロマセラピスト・薬膳師として自然と身体のつながりを軸に活動。産後のお母さんをケアする事業「MOMAND」を立ち上げる。
高齢者施設への訪問マッサージを始めるが、「一ヶ月後に行くと身体が石みたいに硬くなっていることもあって」と行き詰まる。
代表・大橋マキさんの「みんなで畑に集って植物を育てよう」という呼びかけから、「すべてが解決できる」という直感で参加。自身の幼少期の体験ともリンク。
以来、10年以上にわたってはっぷの活動に加わる。一般社団法人設立から8年、現在は理事として運営を担う。

■目的(活動を通じて実現したいこと・実態として何をやっているか?)

植物と土を介して、癒す・癒されるの境界をほどいている人。

土・植物・手仕事を通して、お年寄りから赤ちゃんまでが自然にともにいられる場をつくる
「互近助ガーデン」「和ハーブ観察ハイク」「養生茶づくり」を通し、植物を介した多世代交流を実践
産後のお母さんのケアと高齢者のケアを「まるっとつなぐ」統合的なアプローチを育てる
おじいちゃん・おばあちゃんの知恵を受け継ぎ、次の世代へとつないでいく

■位置付け(目的に対して具体的にしてきたこと)

一般社団法人「はっぷ」理事として運営・企画・養生担当
産後ケア事業「MOMAND」代表(アロマ・タッチング・傾聴によるお母さんのサポート)
「互近助ガーデン」の企画・運営(高齢者施設との連携、園芸療法士との協働)
葉山和ハーブ養生茶の開発・製造・販売(季節4種、3年かけて完成)
『葉山和ハーブ手帖』の制作(養生レシピページ担当)
大楠山・葉山の野山での植物観察ハイクの継続

■エッセンス(対話の中で印象的だった言葉や場面)

〈「すべてが解決できる」という直感〉

施設でのマッサージに行き詰まっていた時、「みんなで畑に集って植物を育てよう」という旗上げを聞き、「すべてが解決できる」と直感でジャンプした。論理より先に身体が動く人。

〈土に触れると、ひとは動き出す〉

車いすや杖が手放せないお年寄りたちが、互近助ガーデンの土に触れると中腰で草を引き抜き始める。認知症のおばあちゃんが「ここ知ってる」と言う。「ご本人のやりたいという気持ちを優先し、小さな自信を重ねていくことが大事」。

〈線ではなく、円(縁)〉

「植物を介して、まるっとつながり、ともに豊かになっていく。」

〈「特別なこと」をしない、というケアの哲学〉

「ちょっと動く時に手を添えたり、手を握ってあげたり、クリームをつくって塗ってあげたりとか……そういうことのほうが日常に馴染むなと思っていて」「もっと日常のなかに広げていくというところに、私はしっくりきた」

〈手仕事が、心の扉を開く〉

おじいちゃん・おばあちゃんたちは「話すことのほどでもないと遠慮される」ことが多い。でも、「手仕事を通して心が開いていくと、本当にいろいろなことを教えてくださるんですね」。ちっちゃい時の遊び方、植物の活用法——手を動かすことで、言葉になりにくかった知恵がするすると出てくる。

■コア(根底にある思い・願い)

土に触れると、ひとは自分に還っていく。おばあちゃんが「ここ知ってる」と言い、車いすの方が中腰で草を引き抜く。

植物は、記憶を呼び覚まし、世代をまたいで手をつなぐ。線ではなく、円(縁)。ぐるぐると回りながら、みんながともに豊かになっていく——

高千穂の山の奥で感じた「みんなでいる心地よさ」を、葉山の土の上に再現しようとしている。

一言でまとめると:「植物を介して、ひとはまるっとつながり、ともに豊かになっていく」

■課題(まだ見ぬ壁/乗り越えるべき問い)

活動が広がるほど運営の複雑さが増し、「一番苦手なことをやらなきゃいけないところにいる」
ライフサイクルの変化に伴うメンバーの入れ替わりと、持続可能な運営スタイルの模索
おばあちゃんたちの知恵をどう形に残し、次の世代につないでいくか
養生茶の販売拡大と、大量生産できないという制約の中での仕組みづくり

■構造化から見えてくる人物像(ANOMI's Insight)

萩原美智さんという人:「土から縁を紡ぐ人」

1、「直感で飛ぶ人」:「感覚の人なので、こういう言い方しかできない」とみっちは言う。施設でのマッサージに行き詰まっていたある日、「みんなで畑に集って植物を育てよう」という旗上げを聞き、「すべてが解決できる」と直感でジャンプした。理屈より先に身体が動く。その感覚の精度を、みっちは長い活動のなかで一度も裏切られていない。

2、「幼少期の記憶を地域に再現する人」:「こっち側で子供たちが遊びながら、傍でおばあちゃんたちが何か収穫してきたものを剥いていたりとか、特に何をするわけじゃないんだけど、みんなでいるところがすごく心地よかった」——高千穂での記憶が、はっぷのすべての活動の原型になっている。「それを求めたい、そのなかにいたい」という言葉は、活動のビジョンを語っているのではなく、遠い記憶への静かな応答だ。

3、「まるっとつなぐ人」:お母さんのケアと、おばあちゃんのケア。バラバラだったものが「まるっとつながる感覚」に変わった瞬間を、みっちははっきり覚えている。互近助ガーデンで「ここ知ってる」と言ったおばあちゃんの言葉も、みっちが「線ではなく円(縁)」と表現した設計思想も、その「まるっと」という感覚から生まれている。分断を埋めようとするのではなく、もともとひとつだったものを取り戻そうとしている。

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  • 【呼び名】みっち
  • 植物と人が循環しながら、ともに豊かになっていく暮らしが理想ですね。
  • ■背景(いまの活動・生き方にいたった経緯)
  • - 宮崎県高千穂の山の奥で育つ。子供たちが遊ぶ傍らでおばあちゃんたちが収穫物を剥く、多世代の暮らしの記憶が、原点にある。
  • - アロマセラピスト・薬膳師として自然と身体のつながりを軸に活動。産後のお母さんをケアする事業「MOMAND」を立ち上げる。
  • - 高齢者施設への訪問マッサージを始めるが、「一ヶ月後に行くと身体が石みたいに硬くなっていることもあって」と行き詰まる。
  • - 代表・大橋マキさんの「みんなで畑に集って植物を育てよう」という呼びかけから、「すべてが解決できる」という直感で参加。自身の幼少期の体験ともリンク。
  • - 以来、10年以上にわたってはっぷの活動に加わる。一般社団法人設立から8年、現在は理事として運営を担う。
  • ■目的(活動を通じて実現したいこと・実態として何をやっているか?)
  • **植物と土を介して、癒す・癒されるの境界をほどいている人。**
  • - 土・植物・手仕事を通して、お年寄りから赤ちゃんまでが自然にともにいられる場をつくる
  • - 「互近助ガーデン」「和ハーブ観察ハイク」「養生茶づくり」を通し、植物を介した多世代交流を実践
  • - 産後のお母さんのケアと高齢者のケアを「まるっとつなぐ」統合的なアプローチを育てる
  • - おじいちゃん・おばあちゃんの知恵を受け継ぎ、次の世代へとつないでいく
  • ■位置付け(目的に対して具体的にしてきたこと)
  • - 一般社団法人「はっぷ」理事として運営・企画・養生担当
  • - 産後ケア事業「MOMAND」代表(アロマ・タッチング・傾聴によるお母さんのサポート)
  • - 「互近助ガーデン」の企画・運営(高齢者施設との連携、園芸療法士との協働)
  • - 葉山和ハーブ養生茶の開発・製造・販売(季節4種、3年かけて完成)
  • - 『葉山和ハーブ手帖』の制作(養生レシピページ担当)
  • - 大楠山・葉山の野山での植物観察ハイクの継続
  • ■エッセンス(対話の中で印象的だった言葉や場面)
  • 〈「すべてが解決できる」という直感〉
  • 施設でのマッサージに行き詰まっていた時、「みんなで畑に集って植物を育てよう」という旗上げを聞き、「すべてが解決できる」と直感でジャンプした。論理より先に身体が動く人。
  • 〈土に触れると、ひとは動き出す〉
  • 車いすや杖が手放せないお年寄りたちが、互近助ガーデンの土に触れると中腰で草を引き抜き始める。認知症のおばあちゃんが「ここ知ってる」と言う。「ご本人のやりたいという気持ちを優先し、小さな自信を重ねていくことが大事」。
  • 〈線ではなく、円(縁)〉
  • **「植物を介して、まるっとつながり、ともに豊かになっていく。」**
  • 〈「特別なこと」をしない、というケアの哲学〉
  • 「ちょっと動く時に手を添えたり、手を握ってあげたり、クリームをつくって塗ってあげたりとか……そういうことのほうが日常に馴染むなと思っていて」「もっと日常のなかに広げていくというところに、私はしっくりきた」
  • 〈手仕事が、心の扉を開く〉
  • おじいちゃん・おばあちゃんたちは「話すことのほどでもないと遠慮される」ことが多い。でも、「手仕事を通して心が開いていくと、本当にいろいろなことを教えてくださるんですね」。ちっちゃい時の遊び方、植物の活用法——手を動かすことで、言葉になりにくかった知恵がするすると出てくる。
  • ■コア(根底にある思い・願い)
  • 土に触れると、ひとは自分に還っていく。おばあちゃんが「ここ知ってる」と言い、車いすの方が中腰で草を引き抜く。
  • 植物は、記憶を呼び覚まし、世代をまたいで手をつなぐ。線ではなく、円(縁)。ぐるぐると回りながら、みんながともに豊かになっていく——
  • 高千穂の山の奥で感じた「みんなでいる心地よさ」を、葉山の土の上に再現しようとしている。
  • 一言でまとめると:「植物を介して、ひとはまるっとつながり、ともに豊かになっていく」
  • ■課題(まだ見ぬ壁/乗り越えるべき問い)
  • - 活動が広がるほど運営の複雑さが増し、「一番苦手なことをやらなきゃいけないところにいる」
  • - ライフサイクルの変化に伴うメンバーの入れ替わりと、持続可能な運営スタイルの模索
  • - おばあちゃんたちの知恵をどう形に残し、次の世代につないでいくか
  • - 養生茶の販売拡大と、大量生産できないという制約の中での仕組みづくり
  • ■構造化から見えてくる人物像(ANOMI's Insight)
  • 萩原美智さんという人:「土から縁を紡ぐ人」
  • 1、「直感で飛ぶ人」:「感覚の人なので、こういう言い方しかできない」とみっちは言う。施設でのマッサージに行き詰まっていたある日、「みんなで畑に集って植物を育てよう」という旗上げを聞き、「すべてが解決できる」と直感でジャンプした。理屈より先に身体が動く。その感覚の精度を、みっちは長い活動のなかで一度も裏切られていない。
  • 2、「幼少期の記憶を地域に再現する人」:「こっち側で子供たちが遊びながら、傍でおばあちゃんたちが何か収穫してきたものを剥いていたりとか、特に何をするわけじゃないんだけど、みんなでいるところがすごく心地よかった」——高千穂での記憶が、はっぷのすべての活動の原型になっている。「それを求めたい、そのなかにいたい」という言葉は、活動のビジョンを語っているのではなく、遠い記憶への静かな応答だ。
  • 3、「まるっとつなぐ人」:お母さんのケアと、おばあちゃんのケア。バラバラだったものが「まるっとつながる感覚」に変わった瞬間を、みっちははっきり覚えている。互近助ガーデンで「ここ知ってる」と言ったおばあちゃんの言葉も、みっちが「線ではなく円(縁)」と表現した設計思想も、その「まるっと」という感覚から生まれている。分断を埋めようとするのではなく、もともとひとつだったものを取り戻そうとしている。

metadata

source

ANOMI Note / Dialogue with Macorin

author

萩原美智

project

nowhere HAYAMA100

number

03

この概念は「もう一人の僕」の思考の一部として統合されています。

ANOMIと対話する