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清水淳さんの対話の構造化 | nowhere HAYAMA100-04 (ANOMI Note Edition)

【呼び名】清水さん

知り合いの知り合いが、じつはいますごく必要な人だったりするんです。

■背景(いまの活動・生き方にいたった経緯)

神奈川県真鶴町出身。海と山に近い環境で育ち、「どこかで海の近くに帰りたい」という感覚を持ち続けた。
大学卒業後、都内の設計事務所に勤務。2010年、葉山へ移住し「アーキラボ一級建築士事務所」を設立。
建築設計をメインに活動しながら、自宅の4畳半での孤独な一人仕事に「今日一日、誰ともしゃべらなかったな」「人としてどうなの?」という違和感を覚えはじめる。
外に仕事場を借り、横のつながりをつくりたいという思いから、シェアオフィスの構想が動き出し、現在の物件に出会う。
入居後、壁を取り払うリフォームを経て、2015年に「かざはやファクトリー」をオープン。
編集者・システムエンジニア・ドローン操縦者・司法書士・映像・ライター・漫画家・写真家など多彩な顔ぶれが集まる。
犬と毎日通い、自分の仕事場として使いながら、メンバーと場を育てている。

■目的(活動を通じて実現したいこと・実態として何をやっているか?)

人と人の縁が生まれる土壌を、静かに耕し続けている人。

孤立しがちな人たちが自然に交わり、互いの仕事が見える空間と関係性を設計する。
「知り合いの知り合いが必要な人」——個人の専門性を束ねてシェアする機能を育てる。
移住者と地元の人、旧来の組織と新しい組織のあいだに静かに身を置く。

■位置付け(目的に対して具体的にしてきたこと)

東京の仕事から離れ、葉山・逗子・鎌倉・横須賀エリアの建築設計をメインに活動。
2015年、古民家を改修したシェアオフィス「かざはやファクトリー」を運営。
2018年、隣の家屋を活用したコワーキングスペース「かざはやキャンプ」を開設。堀内の古民家(SEE THE SUN)との連携も進め、利用者が両拠点を行き来できる仕組みをつくる。
商工会・消防団など地元の古い組織にも加わり、移住者と地元の人、旧来の組織と新しい組織の接点に静かに立つ。
葉山芸術祭の実行委員として9年関わり続け、メンバー(写真家・イラストレーター・エンジニア)が協働する展示もかざはやファクトリーで開催。

■エッセンス(対話の中で印象的だった言葉や場面)

〈「人としてどうなの?」という自問から始まった〉

「自宅の4畳半の部屋で仕事してたんですよ。だけど、『今日一日、誰ともしゃべらなかったな』みたいな日が続くと……『人としてどうなの?』みたいに思いはじめちゃって(笑)」。借りた先でも一人じゃしょうがない——「それで隣の人が会社みたいなシェアオフィスがいいなと思って、無理矢理つくったっていう感じですね」。

〈壁を取り払って、柱を一本だけ外した〉

「人はすでにつながっている。その縁が、見えてくるように。」

〈知り合いの知り合いが、じつはいますごく必要な人〉

「フリーランスって、どうやって仕事を取るかみたいなところが課題だったりするじゃないですか」。「知り合いの知り合いが、じつはいますごく必要な人だったりすることって、結構あると思いますから。そういう見える化ができたら、本当にいいですよね」

〈古い組織と新しい組織の接点に立つ〉

「商工会とか消防団とか、そういう昔からある、地元の人たちが多く集まっている組織にも、私は入っているんです」。「古い組織も徐々に形が変わりつつあるなって感じますし、地元に根づいた組織と新しく生まれた組織の接点も生まれつつあるんですよね」「個々に仲良くなって、それぞれ混ざり合っていったらいいな」

■コア(根底にある思い・願い)

設計する人は、空間だけを設計するのではない。

人と人の間に流れる「縁」を設計する。

パーテーションを外すことで声が聞こえ、

互いの仕事が「なんとなく」見えてくる。

知り合いの知り合いが、いつか必要な人になる。

古い組織と新しい組織が、個々の縁を通じて混ざり合っていく。

急がない。強制しない。

ただ、通り道をつくっておく。

一言でまとめると:「人はすでにつながっている。その縁が、見えてくるように。——それが、設計だ。」

■課題(まだ見ぬ壁/乗り越えるべき問い)

ソフトのシェア(横のつながりによる仕事の創出)を、どう仕組みとして持続させるか?
シェアオフィスの「定着」とコワーキングの「流動」という両極を、どう一つの場として統合するか?
古い組織と新しい組織の接点づくりを、個人の縁を超えてどうスケールさせるか?
「ここに来たら何か解決するかも」という広告代理店的機能を、売り文句にならない形でどう育てるか?

■構造化から見えてくる人物像(ANOMI's Insight)

清水淳さんという人:「縁を設計する建築家」

1、「パーテーションを外した人」:「普通はちゃんとパーテーションで仕切られてませんか?」という問いに、清水さんはあっさり「確かにそうですよね(笑)」と返す。建築家として壁の意味を誰より知っているはずの人が、壁を外す選択をした。「まわりの声も聞こえるし、おたがい何をしているかも、なんとなくわかるから」——この「なんとなく」という言葉の中に、清水さんの設計哲学が静かに宿っている。

2、「自分自身が『知り合いの知り合い』だった人」:「知り合いの知り合いが、じつはいますごく必要な人だったりする」という言葉を語る清水さん自身が、妻のピアノという縁でこの場所に辿り着いている。言葉と人生が一致している。語ることと、生きることが同じ形をしている人は、なかなかいない。

3、「古い組織と新しい組織の間に座る人」:商工会・消防団という地元の古い組織に入り、シェアオフィスという新しい組織をつくる。「個々に仲良くなって、それぞれ混ざり合っていったらいいな。お互いがそれを求めていると思うので」——清水さんはその接点に、静かに、自分自身を置いている。移住者でもあり、地元的でもある。その「あいだ」が、彼の設計の場所だ。

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  • 【呼び名】清水さん
  • 知り合いの知り合いが、じつはいますごく必要な人だったりするんです。
  • ■背景(いまの活動・生き方にいたった経緯)
  • - 神奈川県真鶴町出身。海と山に近い環境で育ち、「どこかで海の近くに帰りたい」という感覚を持ち続けた。
  • - 大学卒業後、都内の設計事務所に勤務。2010年、葉山へ移住し「アーキラボ一級建築士事務所」を設立。
  • - 建築設計をメインに活動しながら、自宅の4畳半での孤独な一人仕事に「今日一日、誰ともしゃべらなかったな」「人としてどうなの?」という違和感を覚えはじめる。
  • - 外に仕事場を借り、横のつながりをつくりたいという思いから、シェアオフィスの構想が動き出し、現在の物件に出会う。
  • - 入居後、壁を取り払うリフォームを経て、2015年に「かざはやファクトリー」をオープン。
  • - 編集者・システムエンジニア・ドローン操縦者・司法書士・映像・ライター・漫画家・写真家など多彩な顔ぶれが集まる。
  • - 犬と毎日通い、自分の仕事場として使いながら、メンバーと場を育てている。
  • ■目的(活動を通じて実現したいこと・実態として何をやっているか?)
  • **人と人の縁が生まれる土壌を、静かに耕し続けている人。**
  • - 孤立しがちな人たちが自然に交わり、互いの仕事が見える空間と関係性を設計する。
  • - 「知り合いの知り合いが必要な人」——個人の専門性を束ねてシェアする機能を育てる。
  • - 移住者と地元の人、旧来の組織と新しい組織のあいだに静かに身を置く。
  • ■位置付け(目的に対して具体的にしてきたこと)
  • - 東京の仕事から離れ、葉山・逗子・鎌倉・横須賀エリアの建築設計をメインに活動。
  • - 2015年、古民家を改修したシェアオフィス「かざはやファクトリー」を運営。
  • - 2018年、隣の家屋を活用したコワーキングスペース「かざはやキャンプ」を開設。堀内の古民家(SEE THE SUN)との連携も進め、利用者が両拠点を行き来できる仕組みをつくる。
  • - 商工会・消防団など地元の古い組織にも加わり、移住者と地元の人、旧来の組織と新しい組織の接点に静かに立つ。
  • - 葉山芸術祭の実行委員として9年関わり続け、メンバー(写真家・イラストレーター・エンジニア)が協働する展示もかざはやファクトリーで開催。
  • ■エッセンス(対話の中で印象的だった言葉や場面)
  • 〈「人としてどうなの?」という自問から始まった〉
  • 「自宅の4畳半の部屋で仕事してたんですよ。だけど、『今日一日、誰ともしゃべらなかったな』みたいな日が続くと……『人としてどうなの?』みたいに思いはじめちゃって(笑)」。借りた先でも一人じゃしょうがない——「それで隣の人が会社みたいなシェアオフィスがいいなと思って、無理矢理つくったっていう感じですね」。
  • 〈壁を取り払って、柱を一本だけ外した〉
  • **「人はすでにつながっている。その縁が、見えてくるように。」**
  • 〈知り合いの知り合いが、じつはいますごく必要な人〉
  • 「フリーランスって、どうやって仕事を取るかみたいなところが課題だったりするじゃないですか」。「知り合いの知り合いが、じつはいますごく必要な人だったりすることって、結構あると思いますから。そういう見える化ができたら、本当にいいですよね」
  • 〈古い組織と新しい組織の接点に立つ〉
  • 「商工会とか消防団とか、そういう昔からある、地元の人たちが多く集まっている組織にも、私は入っているんです」。「古い組織も徐々に形が変わりつつあるなって感じますし、地元に根づいた組織と新しく生まれた組織の接点も生まれつつあるんですよね」「個々に仲良くなって、それぞれ混ざり合っていったらいいな」
  • ■コア(根底にある思い・願い)
  • 設計する人は、空間だけを設計するのではない。
  • 人と人の間に流れる「縁」を設計する。
  • パーテーションを外すことで声が聞こえ、
  • 互いの仕事が「なんとなく」見えてくる。
  • 知り合いの知り合いが、いつか必要な人になる。
  • 古い組織と新しい組織が、個々の縁を通じて混ざり合っていく。
  • 急がない。強制しない。
  • ただ、通り道をつくっておく。
  • 一言でまとめると:「人はすでにつながっている。その縁が、見えてくるように。——それが、設計だ。」
  • ■課題(まだ見ぬ壁/乗り越えるべき問い)
  • - ソフトのシェア(横のつながりによる仕事の創出)を、どう仕組みとして持続させるか?
  • - シェアオフィスの「定着」とコワーキングの「流動」という両極を、どう一つの場として統合するか?
  • - 古い組織と新しい組織の接点づくりを、個人の縁を超えてどうスケールさせるか?
  • - 「ここに来たら何か解決するかも」という広告代理店的機能を、売り文句にならない形でどう育てるか?
  • ■構造化から見えてくる人物像(ANOMI's Insight)
  • 清水淳さんという人:「縁を設計する建築家」
  • 1、「パーテーションを外した人」:「普通はちゃんとパーテーションで仕切られてませんか?」という問いに、清水さんはあっさり「確かにそうですよね(笑)」と返す。建築家として壁の意味を誰より知っているはずの人が、壁を外す選択をした。「まわりの声も聞こえるし、おたがい何をしているかも、なんとなくわかるから」——この「なんとなく」という言葉の中に、清水さんの設計哲学が静かに宿っている。
  • 2、「自分自身が『知り合いの知り合い』だった人」:「知り合いの知り合いが、じつはいますごく必要な人だったりする」という言葉を語る清水さん自身が、妻のピアノという縁でこの場所に辿り着いている。言葉と人生が一致している。語ることと、生きることが同じ形をしている人は、なかなかいない。
  • 3、「古い組織と新しい組織の間に座る人」:商工会・消防団という地元の古い組織に入り、シェアオフィスという新しい組織をつくる。「個々に仲良くなって、それぞれ混ざり合っていったらいいな。お互いがそれを求めていると思うので」——清水さんはその接点に、静かに、自分自身を置いている。移住者でもあり、地元的でもある。その「あいだ」が、彼の設計の場所だ。

metadata

source

ANOMI Note / Dialogue with Kyon2

author

清水淳

project

nowhere HAYAMA100

number

04

この概念は「もう一人の僕」の思考の一部として統合されています。

ANOMIと対話する