Handkerchief Books Series

対話からはじめよう。

対話のプロが対話しながら綴った、対話の実践書

「対話って何? なぜ必要なの?」

ここでは、既存の定義から離れ、
"人と人が出会って言葉を交わすこと、思いを伝え合うこと"
コミュニケーションの原点に立ち返りながら、
対話に秘められたさまざまな可能性を探っていきます。

対話からはじめよう 1部 2部

『対話』という名の、広い世界への媒介。
A Gateway to a Wider World

私たちは生きている限り、なんらかの言葉を発し、
必ず対話をしています。

人と人がどうわかりあい、つながっていくか?
対話とは、この問いの先にある
広い世界へと向かっていくための媒介、
入口であることが見えてきます。

目の前にいる相手だけが、
対話の対象とはかぎりません。
いまではオンラインやインターネットを通し、
個と個のつながりは世界中に広がっています。

同時に、自分自身の内面、自然界にあるすべてのもの、
これからはAIも対話の対象になりうるでしょう。

つまり、対話とは、人と人との関わりだけでなく、
そこに紐づくすべての
相互作用(インタラクション)にほかなりません。
こうした点を視野に入れつつ、

人と人がどう信頼を構築していくか?
話し方、聞き方のコツはどこにあるか?
対話を重ねることで、自己の内面はどう磨かれていくか?

さらに言えば、

対話を成り立たせているメカニズム、原理とは?
対話を通して、世界をどう受け取っているのか?

対話の実践者であり、研究者である中村一浩が、
これらのエッセンスを一つ一つ整理し、
言語化していったものが、ここでご紹介する、

「あなたの声に、耳を澄ます。」

「せかいの声に、耳を澄ます。」

この2冊の本にあたります。
社会のありようが大きく変わろうとしているいま、
対話を通して生まれる豊かな世界を
多く人たちと共有できたら、とてもうれしく思います。

スキルから、世界観へ。

現場で役立つ実践の書として、「第1部」は不可欠な土台。
同書を通して日常の実践を深めながら、
著者の探求の集大成である「第2部」をじっくりとご覧ください。
スキル・ノウハウを越えた先にある対話の深部、
「場」という名の大きなうねりの世界へ。

Vol. 1 Methodology

あなたの声に、耳を澄ます。

対話の方法論 【スキル・ノウハウ】

対話からはじめよう 第1部
信頼
話し方
聞き方
  • 自分をリセットするステップ
  • 相手との信頼を築く具体的な技法
  • 身体性を伴う「聞く」と「話す」
Vol. 2 Principle

せかいの声に、耳を澄ます。

対話の成り立ち・メカニズム 【原理】

対話からはじめよう 第2部
身体
関係性
  • 見えない力を包む「場のリーダーシップ」
  • 「じぶん」と「せかい」を繋ぐ媒介
  • 組織や社会に創造性を生むメカニズム
対話からはじめよう 上下巻セット
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上下巻セット

第1部のノウハウから第2部の世界観まで、対話の旅を完全網羅する2冊セット。公式Web Shop限定で、特製ブックケースに収めてお届けします。著者の対話世界を深く感じとりたい方はもちろん、対話のコアに触れて欲しい方への贈り物にもおすすめです。

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*まとめてご購入できるセット販売もご用意しています

この本を編む人たち

Kaz

中村 一浩

Author / Kazuhiro Nakamura

世界をひらき、流れをつむぐ、風の人。

ミスミ、リクルートなど4社で4回の新規事業の立ち上げに関わったのちに独立。研究活動をしつつ、『事業構想/Project-Design』『対話/Dialogue』『しあわせ/Well-being』の会社を立ち上げ、現在は武蔵野大学ウェルビーイング学部准教授に就任。感性・身体性を生かした非言語の「対話」を広げるべく、研究や事業を通じて様々な社会実験を展開。

横浜市出身、上智大理工学部卒、事業構想大学院大学 事業構想修士(Master of Project Design)。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科博士課程単位取得満期退学。

武蔵野大学ウェルビーイング学部 准教授 / 株式会社Project Design Office 代表取締役

株式会社Dialogue with 代表取締役 / しあわせホテル株式会社 代表取締役

著書:『対話からはじめよう・第1部 あなたの声に、耳を澄ます。』
『ことばの焚き火』『なぜすぐに決めないリーダーが結果を出し続けるのか』
『森と共に、歩む日々』『新人コンサルタントが入社時に叩き込まれる「問題解決」の基礎講座』
『37・5歳のいま思う、生き方、働き方』など

Message from Author

"

「必要なことは、必要なときに、
必要なだけ起こる」

この本を書き終えて、いま、まさにそれを感じています。

2022年の夏に構想を始めたこの出版ですが、思った通りにはコトが進まず、焦りや苛立ちを感じる瞬間は何度もありましたし、出版をやめようと思ったことも一度ではありません。けれど、難しいかなと思いつつも、判断を保留にして過ごしていると、とある出来事から新しい流れが生まれ、また書きたい気持ちが湧いてきて、周囲からの後押しも受けるようになる。

そんなことを繰り返しながら、自分にとっての対話観はより広がりつつ鮮明になり、「場のリーダーシップ」という概念も生まれてきました。

そのプロセスで気づかされたことの一つは、自分はコーチングやカウンセリングのように、個別の対人対応がそこまで好きではない、ということ。自分の場合は「場」を通じて関係を扱ったり、変化させたりするのが得意なので、その人との関係を深めるより、その人を含む「場」をどう味わい深いものにするか? みんなにとって豊かなものにするか? ということに意識が向きやすい。人ではなく、場を扱っているほうが好きなんです。

もう一つは、武蔵野大学ウェルビーイング学部の学生たちと過ごすことで、自分の対話に対する考えや信念、関わり方がより豊かでしなやかになったこと。社会人だけでなく、大学生や高校生、時には小学生たちとの場を持つなかで、「自分がいかに偏った世界で対話してきたか?」ということを知り、新しい世界への入口に気づかせてもらっています。

それらの気づきを経て、自分なりに大きく変わったことが3つあります。

1つ目は、「カズの対話note」というSNSでの記録・発信です。これまで「書く」行為への苦手意識があって、文章を書いて発信するが定着しませんでした。しかし、たくさんの気づきと学びをくれる学生たちとの関わりの発信をしたいし、多くの人たちに応援してもらいたい。これは「カズプロ」をつくった自分の役目だと思い、練習も兼ねて、身構えずに「とりあえず出す」を実践しています。ぜひこちらも読んでみてほしいです。

長沼 敬憲

Editor / Makorin

(ここに編集者まこりんのコメントが入ります。
背景・目的・位置づけの要素分解からコアの抽出まで、ANOMIのフレームワークと響き合うエピソードなど。)

Kensuke

山下 健介

Illustrator / Kensuke

最近、「対話」という言葉を耳にする機会が増えました。いまこの文章を読んでいるみなさんにも「対話とはこういうもの」という認識がそれぞれにあるのではないでしょうか。ぼくが最初に彼の定義を聞いて感じたのは、人を介した相互作用(インタラクション)すべてを対話と呼ぶ、概念の捉え方の広さでした。

その広い概念のなかで、個人的に読み手のみなさんに伝わってほしいのは、「対話は、わたしたちのすぐそばにあって触れられる距離にある」という手触りです。遠い世界の話でも抽象的なことでもなく、手を伸ばせば触れて感じられるものだということ。

わたしはもともと組織領域のコンサルタントで、いまも専業のイラストレーターではなく、人の心象風景や場のファシリテーションを扱う対人・組織支援が真ん中の仕事です。その視点でみると、彼の対話の特徴は身体感覚です。

場で話される言葉や内容ももちろん扱いますが、それ以上に「わたしにはその発言は強すぎると感じた」など、自分にとっての感触を率直に言葉にする場面が印象に残っています。ビジネスの場で進行役がそうした声を出すと主観的すぎないかと思う方もいそうです。けれど、一見客観的で主張しないはずの存在が人間的な言葉を発することは、その場の人に人としての感覚を思い出させます。目には見えない作用が働いていて、言語や思考に絞らない彼の対話らしさが現れる場面です。

この本にはいろんな概念が登場します。ひとつひとつが味わい深いだけに頭で分析するよりもじっくり浸ってみる方が、この本の場合はより理解が進むと思いました。あえて途中で本を脇に置き、身体感覚に意識を向けるとき、シンプルなイラストがあることで核心がつかみやすくなる。そんな読書体験になればうれしいです。

Embodier 代表

絵も描けるコーチ・コンサルタント

You be You株式会社 執行役員CEBO

@embodier_

読者の声

"
★★★★★

"焚き火のように静かに、けれど確実に組織の空気感を変えてくれました。"

対話とは言い負かすためではなく、共に新しいものを生み出す「共創」のプロセスであること。中村さんの紡ぐ言葉は、静かに、けれど確実に場を変えていきます。

人事・人材育成担当
★★★★★

「場のリーダーシップ」

という言葉に、深い納得感がありました。個別の対人スキルを超えて、場全体をどう味わい深く、豊かなものにするか。リーダーシップの概念が根底から覆される一冊です。

経営者・組織開発
★★★★★

まず、自分の声を聞く。

「耳を澄ます」ことの本当の意味を知りました。相手の声を聞く前に、まず自分の声を聞く——この順番の大切さを知ってから、家族や同僚との関係が劇的に温かいものに変わりました。

教育・対話実践者
★★★★★

身体感覚として「腹落ち」する

アイザックスの理論が、日本人特有の繊細さを大切にした視点で語られています。稀有な実践書だと思います。

プロジェクトマネージャー
★★★★★

張り詰めた気持ちが、緩んでいく

カバーのない柔らかい装丁が、まるで対話そのもの。通勤中にパラパラと開くだけで、不思議と気持ちが緩んでいきます。

クリエイティブディレクター
★★★★★

著者と対話しているような感覚

数ページずつの構成で、どこからでも読める。本の下側の余白に自分の声を書き記せるスタイルも心地よいです。

フリーランス・文筆家

これからの「対話」

*ここに、異分野の人たちとの対話企画、YouTube配信など、
これから広がっていくコンテンツが入ります。

Coming Soon

「場」がリーダーとなる思想へ

Leadership 1.0

垂直制御型

リーダー主導

(トップダウン型)

Leadership 2.0

水平協働型

リーダー起点

チーム協働

Leadership 3.0

環境創発型

場・リーダーが起点

チーム協働

場のリーダーシップ

私たちは、人だけでなく、場からも大きな影響を受けています。

個人も集団も場を切り離して存在することはありえないし、場の影響によって主観が変化し、必要な方向に進んでいく。むしろそこに、リーダーシップ=対人影響力が発揮されているととらえるのです。

人がリーダーシップの主体であると思っていた人にとって、にわかにイメージしにくいかもしれません。

しかし、リーダーシップ=対人影響力であるならば、場の力は無視できない要素であることが見えてきます。実際、こうした影響に無自覚なまま、場の空気に流されてしまうことも少なくないでしょう。

場を起点に生成され、波及していくリーダーシップ

私はこれを「場のリーダーシップ」と呼び、人と人の関係性以上に大きな影響が生まれる可能性があると認識しているのです。

(「せかいの声に、耳を澄ます。」第4章より抜粋)